■GT500クラス
ウォームアップ走行開始前から強い雨が降り、天候は回復し始めていたが細かい雨が降るコンディション。気温13度、路面温度は15度。どのタイミングで雨が止むのか、路面が乾き始めるのかに注目が集まるなか、レースはSC先導でスタート。4周目でSCが解除され、5周目からスタート。注目の1コーナーで#100STANLEY CIVIC TYPE R-GTが24号車を抜いて3番手に浮上するがその後方で複数台が絡むアクシデントが発生し赤旗中断となる。この中断中に雨が上がりはじめ小雨にかわる。そして30分ほどの中断を経て、再びSC先導で6周目からリスタート、11周目に再開となる。するとこの周のダブルヘアピンで#1au TOM’S GR Supraが#14ENEOS X PRIME GR Supraを抜いてトップに浮上。レース1/3を経過すると#37のDeloitte TOM’S GR Supraが100号車をパスして3番手浮上。ルーティンのピットは各車レース2/3の規定周回数ぎりぎりまで伸ばす戦略をを採るチームが多い状況。いよいよ路面が乾き始めてくると、55周目に100号車が2回目のピットに入りタイヤをスリックタイヤに変更。61周目に入ると#17Astemo CIVIC TYPE R-GTが2回目のピットインでスリックタイヤに変更。ここから各車スリックタイヤに変更していく。レース67周目に19号車がコース上でストップしてしまうアクシデントが発生し、SCが導入され、これまで築いていたマージンがリセットとなり残り10周の超スプリントレースで終盤を迎える。しかしながらトップ争いに変化はなく王者1号車が優勝を飾った。
■GT300クラス
スタート直後のGT500クラスのアクシデントによる赤旗中断時点でのBS勢の順位変動はない模様。レース1/3が経過する時点で#65LEON PYRAMID AMGが3番手まで浮上し表彰台圏内に。さらに2番手の61号車もパスして2番手に。さらにトップ車両にアクシデントのペナルティが出されて65号車はトップに浮上する。65号車は43周目にピットイン。そこでなんとスタートで装着したWETタイヤを交換せずドライバー交代と給油のみでピットアウト。そして路面が乾き始めると、54周目に65号車は2回目のピットインしてスリックタイヤに変更。しかし先にピットに入ってスリックタイヤに変更していた18号車にパスされてしまい2位にダウン。しかしながら、GT500クラスでのトラブル発生により終盤SCが導入されトップと65号車の差はリセット。超スプリントで優勝の座を争う展開となり、65号車がリスタート後に即座にトップに立ち優勝を飾った。
*リザルトは暫定ベースです
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