オ・ヨンジュ中小ベンチャー企業相(c)news1

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【04月14日 KOREA WAVE】韓国中小ベンチャー企業省はK-ビューティー産業の革新と輸出強化を目指し、民間と連携して400億ウォン(約45億円)規模の官民ベンチャーファンド「K-ビューティーファンド」を創設する。化粧品ODM企業の韓国コルマーとコスマックスが中心となり、資金提供と中小企業との協業を通じたオープンイノベーションを推進する。

10日にソウルで開かれた出帆式には、両社の代表者やビューティー関連企業約400社が出席。オ・ヨンジュ(呉姈姝)中小ベンチャー企業相は「今回のファンドを通じてより大きな輸出成果が期待できる」と述べた。

ファンドは、母胎(モテ)ファンドとアンカー企業が出資し、残りを運営企業(GP)が担う構成。5月から公募が始まり、9月までに400億ウォン以上の規模に達する見通し。K-スタートアップファンドの一環として優遇措置も用意されている。

コスマックスはAIやIoT、ARなどを活用した「ビューティーテック」への投資を掲げ、韓国コルマーは天然素材や環境対応容器分野でのパートナー発掘に注力する。両社は中小企業との協力を強め、海外市場進出を加速させる。

米国の関税措置に備えた対応策も重視されており、中小ベンチャー省はファンド創設にとどまらず、資金支援や販路拡大支援、情報提供などを強化している。特にAmazonと展開したプロジェクトを東南アジアや日本にも拡大し、支援対象企業も大幅に増やす計画だ。

4月には発注書のみで資金を支援する「K-ビューティーローン」制度も新設。5月末には国際博覧会が予定されている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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