FRB忍耐必要、6月までの政策変更排除せず=クリーブランド連銀総裁

米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は24日、不確実性が高い状況下で、連邦準備理事会(FRB)は金融政策を巡り忍耐強く対応する必要があるとの考えを示した。2022年6月撮影(2025年 ロイター/Sarah Silbiger)

[24日 ロイター] – 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は24日、不確実性が高い状況下で、連邦準備理事会(FRB)は金融政策を巡り忍耐強く対応する必要があるとの考えを示した。ただ、行動を起こす必要が経済指標で示されれば、6月までに金融政策が変更される可能性を排除しないと述べた。

ハマック総裁はCNBCのインタビューで「忍耐強くあり続けるべきなのか、行動を起こすべきなのか、経済指標を注視しながら全ての会合にオープンな姿勢で臨んでいる」とした上で、「6月までに明確で説得力のある経済指標が得られ、その時点で正しい方向性が分かっている場合、連邦公開市場委員会(FOMC)は行動を起こす」と述べた。

ただ、5月6─7日の次回FOMCで利下げが決定される可能性については「来月の金利政策変更は時期尚早」とし、否定的な考えを表明。「今は正しい方向に進んでいるか確認する時期で、忍耐が必要だ」とし、経済情勢を時間をかけて見極めていく姿勢を示した。

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