エジプトのスエズ運河で日本の大型貨物船が座礁した事故をめぐり、日本側の船主とスエズ運河当局は合意文書に署名し、貨物船も3か月ぶりに航行を再開しました。

 日本の正栄汽船が所有する大型貨物船「エバーギブン」が今年3月にエジプトのスエズ運河で座礁した事故をめぐっては、今月、最終的な賠償交渉について合意が成立していました。正栄汽船とスエズ運河庁は7日、双方の代理人を通して合意文書に署名し、和解が成立。運河内の湖に留め置かれていたエバーギブンは3か月ぶりに航行を再開させました。

 最終的な賠償額は明らかにされていませんが、スエズ運河庁は金銭のほか、正栄汽船側から大型のタグボートを受け取ることになっているということです。

 エバーギブンには、北欧家具大手IKEAやイギリスの自転車メーカーの部品などが積まれていて、スエズ運河を通過後、ヨーロッパの港で積荷を下ろすものとみられます。(08日04:41)

WACOCA: People, Life, Style.