<減少傾向にある福島県内の新型コロナ感染者>
9月20日は、福島市といわき市でそれぞれ3人・郡山市2人・西郷村1人あわせて9人の感染が確認され、2日連続で一日の感染者数が10人を下回っている。

病床使用率は19.5%と約3ヵ月ぶりに【ステージ3】の水準である20%を下回った。
2021年6月以降、最も高かったのが8月9日の83.9%。そこから1カ月近く50%以上の【ステージ4】の状態が続き、ようやく9月5日に【ステージ3】に。その後は、緩やかに減少傾向をたどり9月20日に87日ぶりで【ステージ2】の水準となった。

***
<感染状況改善で『まん延防止等重点措置』前倒し解除>
病床使用率が改善され、感染状況を表す指標はすべての項目で【ステージ3】の水準を下回った。
こうした感染状況の改善を受け『まん延防止等重点措置』について、当初は9月末までを期限としていたが、福島市と郡山市は9月24日に前倒しして解除となる。

これにより、飲食店に出されていた酒類の提供自粛などはなくなり、飲食は小人数・いつも一緒にいる人となどの『基本対策』に移行する。

***
<同じく『まん延防止等重点措置』適用のいわき市は?>
予定通り9月末まで継続されるいわき市。
福島県が重要視しているのが10万人当たりの『新規陽性者の数』で、福島市・郡山市は【ステージ3】を下回り、9月20日時点ではいずれも5人以下に。
感染者を抑えられたことから段階的にではなく、解除に踏み切った形となった。

一方、いわき市も【ステージ3】を下回っているが【ステージ2】になって間もないことや、9月に入って7件のクラスターが発生していることなどから『まん延防止措置』が継続される。

WACOCA: People, Life, Style.