東京電力は、来年中に開始するとしていた福島第一原発から溶け落ちた核燃料「デブリ」の取り出しを断念して1年程度延期する方針を固めました。

 福島第一原発事故の際、溶け落ちたいわゆる「デブリ」は1号機から3号機の格納容器などに残っています。東電は取り出し作業に使うロボットアームの動作確認をイギリスで行い、来年2月ごろに国内で試験したうえで来年中に2号機から取り出しに着手する計画でした。遅れた理由について、東電はイギリスでの新型コロナの感染拡大などを挙げています。東電はイギリスでの作業再開が見込まれない場合、ロボットアームの動作確認から試験まですべての工程を日本で行うことも検討しています。
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