新型コロナの感染者が倍増しています。県内では1月7日、新たに77人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。急速な拡大を受けて、静岡市は3回目のワクチン接種を「前倒し」で実施すると発表しました。

<県健康福祉部 後藤幹生参事>「1週間前と比べると9.44倍。極めて速い。過去最速。感染力が強い。それがオミクロンの能力」
 県内で7日までにオミクロン株の感染が判明した人は15人を数え、疑いのある人を含めると、6日までの1週間で7割を超える人がオミクロンの可能性があるということです。
<田辺信宏静岡市長>「当初2月の中旬からの開始を予定していた住民接種を前倒しして、2月の1日の火曜日から開始することといたします」
 静岡市の田辺市長は7日、高齢者向けの3回目のワクチン接種の前倒しを発表しました。対象の高齢者には順次、接種券が送付され、1月26日から予約ができます。
<田辺信宏静岡市長>「接種するメリットが副反応のリスクを上回るとされています。ワクチンの種類を問わず、タイミングを待つよりも早く打つ」
 ほかの自治体も3回目接種に向けて動いています。1カ月近く前倒しした吉田町では、接種券の発送作業を進めていました。
<吉田町健康づくり課健康総務部門 坂本喬統括>「(日付が書いてありますがこれは?)吉田町では3回目の接種の際は、あらかじめ町が指定する方法を取らせていただいています」
 吉田町ではこれまでの予約方法を大きく変えました。町側が接種日時を指定する方式で接種ペースが速かった川根本町のスタイルを参考にしました。
<吉田町健康づくり課健康総務部門 坂本喬統括>「高齢者の方々のオミクロン株含めた不安を解消するために、吉田町ではなるべく早く3回目の接種を打てるよう準備を進めております」
 第6波が迫る中、少しでも早く3回目ワクチンを完了させたい、自治体の動きが加速しています。
#オレンジ6 #おれんじ 1月7日放送

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