小田急線の複々線化までの経緯について、小学生でもわかるように解説。
なぜ、完成までに50年もかかったのか、背景にあった事情について。

複々線化の計画が登場したのは1964年の事。
地下鉄千代田線の計画と同時並行で、代々木上原-喜多見駅間を複々線化にする構想が出る。
当初は千代田線を別途建設する予定だったが、小田急線と競争するとの事で、小田急小田原線を複々線化(線増)することとなった。
後に、区間を向ヶ丘遊園駅までとなった。

ただ、沿線の住民と騒音や日照権を巡って訴訟に発展。色々と工事がストップしてしまう。
さらに、下北沢駅の近くは地下方式を余儀なくされる。

2018年に入り、ようやく複々線化が完成。
ただし、登戸駅から向ヶ丘遊園駅までの区間は暫定的に3線化。完全な複々線化にはなっていない。

なお、複々線化区間を新百合ヶ丘駅まで延伸させる構想も存在する。

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