黒澤明監督の映画「生きる」がミュージカル化されることになり、主演の市村正親、鹿賀丈史、演出の宮本亜門らが製作発表に出席した。市村と鹿賀がダブルキャストで演じるのは、60歳の定年を前に胃がんに冒されていることを知り、改めて生き方を模索する役所勤めの主人公・渡辺勘治。自身も2014年に胃がんの闘病を経験した市村は「早期発見だったので、こんなに元気に生きている。そういう俳優にこの役が来たのも、芝居の神様の采配かなと思う」と感慨深げに語った。また、2人の息子を持つ市村は、子どものためにと働いてきた主人公の思いに共感したと明かし、「(ステージでは)演技をしているのか分からないような状態で、渡辺として生きるのかなと思う」と話した。
<公演日程> 10月8日-28日 東京・TBS赤坂ACTシアター

2018年4月3日;東京・内幸町
8分08秒

【時事通信社】

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