災害事象の時間的変化・空間的分布をリアルタイムに解析することにより、勃発・急変・転移などの異状を自動的に検知して、災害対応にあたる行政機関の意思決定を支援するためのプロアクティブな情報プロダクツを生成し、分かりやすく表示する「災害動態解析技術」の研究に取り組んでいます。この動画では、研究成果を実装した「災害動態意思決定支援システム DDS4D(ディーディーエスフォーディー)」のプロトタイプを紹介しています。DDS4Dは災害動態解析を実現するための三つのサブシステム、災害動態時空間データベース(DDS-DB)、災害動態シンセサイザ(DDS-SY)、災害動態ビジュアライザ(DDS-VI)により構成されています。SIP4Dなどにより収集・集約される多種多量な災害動態データを大規模時空間データベースであるDDS-DBにリアルタイムで蓄積しDDS-SYで即座に解析を行います。DDS-SYの解析シナリオは災害状況に応じて柔軟に定義できます。解析結果は時々刻々DDS-VIのダッシュボードにより可視化されます。動画では、リアルタイム解析の事例として、令和2年台風第10号接近時の職員負荷係数の可視化を紹介しています。

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