北海道札幌市西区で7月14日未明4人が死傷したマンション火災で、火元の住人が出火原因について、「失火だった」などと話していることが新たに分かりました。

 同じマンションの住人:「失火だと火元の部屋の住人が言っていた。(火災報知器が)鳴らなかった。だから逃げ遅れていると思う」

 4人が死傷した未明のマンション火災。避難した住人によりますと、火元の住人が失火だったと話していたといいます。

 7月14日午前0時半ごろ札幌市西区二十四軒の4階建てマンションで、1階の部屋から火が出ました。

 この火事で3階に住んでいた舟崎琢哉さん(56)が、部屋の前で倒れているのが見つかり、死亡しました。

 ほかにも3人の住人がケガをしていて、このうち2階の室内で倒れていた70代とみられる男性も病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。

 3階の住人:「ガスが破裂する音がしてドアを開けたら黒い煙が入ってきた」

 司法解剖の結果、舟崎さんの死因は一酸化炭素中毒でした。火元の部屋の住人が「失火だった」と話しているということで、警察と消防は実況見分を行うとともに出火原因を詳しく調べています。

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