西暦706年。飛鳥時代に役行者(えんのぎょうじゃ)という人が神道と仏教を融合した修験道という宗教を三徳山に興しました。三徳山は北側にお寺や神社があり、南側には遊歩道のある渓谷があります。このツアーは、三徳山の歴史や文化、自然、絶景を楽しみむツアーです。

「三徳山(みとくさん)」について
古くから「美徳山」と呼ばれ「美しい心(放身の徳)、にごりのない心(般若の徳)、はたらきのある心(解脱の徳)」といった三つの美しい徳を修行で磨き神仏に成る山として信仰を集めてきました。修験者たちは「六根清浄」の厳しいお山に畏敬の念を抱いてきたそうです。

ツアー概要はこちら↓↓↓
http://www.misasa.co.jp/about/enjoy.html 

コース一例
● 修験道コース
登山します。絶壁の国宝「投入堂(なげいれどう)」を目指し登山します。ゆっくり楽しみながら行けば約2時間です。
投入堂の様子はこちら↓↓↓
https://youtu.be/OH6lBVH_pxY 

● お寺めぐりコース
表参道から本堂三佛寺(さんぶつじ)までの境内を楽しみます。約1時間30分。境内には重要文化財の宿坊が点在し、宝物殿には文化財がいくつもあります。民族文化的魅力に溢れ、気軽に楽しめる内容です。

● 小鹿渓(おしかけい)コース
日本百景の渓谷はジブリの森のようです。四季折々の絶景と森林浴を楽しみます。ダウンヒル1.5km。約1時間。
小鹿渓の様子はこちら↓↓↓

ツアーガイドについて
「森林セラピーガイド」という資格を持つ森林セラピーの専門家がご案内します。文化体験や絶景を楽しむだけではなく、森のリラックス効果を科学的に解説したり野花や山菜、樹木などの植生、野鳥などの動物もご紹介します。

三徳山の歴史

【蓮の花びら伝説】
三徳山開山のきっかけについて。役行者(エンノギョウジャ)が落とした蓮の花びらは伯耆・三徳山、伊予・石鎚山、大和・吉野山に落ちたそうです。そこから役行者により慶雲3年(706年)に開山されたそうです。

【滋覚大師・円仁】
嘉祥2年(849年)、比叡山延暦寺で最澄の教えを受けた滋覚大師・円仁(ジカクダイシ・エンニン)が天台宗三徳山三佛寺を建てたそうです。寺号は釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来の三尊を安置したことに由来とのこと。

【三徳山の神仏空間】
○ 寺院空間
本堂までの寺院空間(仏教)には歴史的文化価値の高いお寺がいくつもあります。また、本尊として祀られる如来像も希少価値の高いものばかりです@^u^@
■ 本堂三佛寺(阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来)
■ 輪光院(阿弥陀如来)
■ 正善院(釈迦如来)
■ 皆成院(薬師如来)

○ 宮所空間(ミヤドコロ)
宿入橋から奥の院・投入堂までの修験道が宮所空間です。寺院空間の本尊が阿弥陀如来に対し、蔵王権現が本尊です。蔵王権現像がこれほど残るのは三徳山のみで文化的希少価値が非常に高いですね…。権現とは、仏菩薩が日本の神として現れることだそうです。
三徳山は標高約900m。急勾配で難所が多く修験道の険しさを実感します。標高350m付近の かずら坂まで来るとブナ林が広がっています。400m以下の低地に分布するのは珍しいことだそうです。三徳山ならではの垂直分布ですね。地蔵堂では天気が良ければ大山や日本海を望めますよ@^_^@
三徳山と大山の違いについて。大山は【神仏が在る山】で信仰の山に対し、三徳山は【神仏に成る山】で修行の山だそうです。

■ 投入堂・愛染堂 (標高520m)
■ 不動堂
■ 元結掛堂
■ 観音堂
■ 納経堂
■ 馬の背・牛の背
■ 鐘楼堂
■ 地蔵堂(標高445m)
■ 文殊堂(標高430m)
■ くさり坂
■ かずら坂(標高350m)
■ 十一面観音堂(野際稲荷)
■ 役行者石仏
■ 宿入橋(標高300m)

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