石川県 山中温泉 鶴仙渓(かくせんけい)
Kakusenkei in Yamanaka-Onsen Hot Spring

夏の足音が近づく6月。
わたしが訪れたのは、石川県山中温泉にある、鶴仙渓(かくせんけい)。
あの松尾芭蕉も、おくの細道の旅路で絶賛し、思わず9日間も滞在したという渓谷です。

この鶴仙渓では、毎年この時期になると、川床(かわどこ)が登場。
大聖寺川(だいしょうじがわ)のせせらぎや野鳥のさえずり、ほとばしる滝の音を、川の上からゆっくりと楽しむことができます。

ここに来たらぜひ食べたいのが、地元出身の料理人・道場六三郎(みちばろくさぶろう)氏によるオリジナル和菓子。
冷製の抹茶しること川床ロールを、山中塗りの食器でいただけば、より贅沢な時間を過ごすことができます。

ふと上を見上げれば、そこには変わった色の橋が。
そのワインレッド色の橋は、行き交う人々が交流できるようにとあえてS字型に曲がっています。
橋の名前は、その形から、渓谷を両手に見立てて「あやとり橋」と名付けられました。

赤い傘が新緑に映える川床の絶景。
芭蕉が見たら、どんな一句を読むのでしょうか。

●公式サイト
http://www.yamanaka-spa.or.jp/event/index_016.html(2015)

ナレーション/詩歩(「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー)
映像/Takayuki Matsunaga
( https://www.facebook.com/takayuki.matsunaga1 )

●公式Facebookページ
https://www.facebook.com/sekainozekkei

●書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景

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