🌸鹿児島県南九州市岩屋公園内の清水磨崖仏群です。
磨崖仏近くのサクラノヤカタ2階より磨崖仏の眺めです。
磨崖仏の中でも目を引く、月輪大梵字や中央に五輪塔が見えます。
春には桜が美しく咲き、池には鯉が泳いでいます。
清水磨崖仏群とは?
万之瀬川上流,清水川右岸の高さ約20m,長さ約400mの屏風のように切り立った溶結凝灰岩(入戸火砕流)の岸壁に,五輪塔や宝篋印塔,梵字,仏像など200基が彫刻されています。彫刻されたのは,大きく分けて下の5つの時期です。
平安時代後期(大五輪塔および方眼内墨書梵字)
鎌倉時代中期(月輪大梵字,「バン」字板形塔婆)
鎌倉時代後期(三大宝篋印塔,線刻宝篋印塔群,線刻五輪塔群,線刻板碑群)
室町時代の頃(陽刻五輪塔群)
明治時代(陽刻宝篋印塔,陽刻阿弥陀如来増,陽刻十一観音像)
これらの中でも,平安時代後期推定の「大五輪搭」は,高さが約12メートルもあり,日本一大きなものです。また,鎌倉時代中期の「月輪大梵字」は,大きさだけでなく,字の美しさでも日本を代表するといわれています。