草津八幡宮 草津の地名は宇佐の神を祀る津、宇佐津(うさつ)の訛ったものとも言われる。 広島市西区田方1丁目11−22 #広島 #広島市 #広島県 #神社 #八幡宮 #神武天皇 #神功皇后 #朝鮮出兵

古来、この草津、古江の地は深い入江であって天然の良港をなし、神武天皇、神功皇后の伝説を多く残している。

社伝によれば、推古天皇御宇(593-628)宮島の厳島神社とほぼ同じくして、この入江の奥に多紀理姫命を海路の守護神として祀ったのが当神社の創祀という。

草津八幡宮 草津の地名は宇佐の神を祀る津、宇佐津(うさつ)の訛ったものとも言われる。 広島市西区田方1丁目11−22 #広島 #広島市 #広島県 #神社 #八幡宮 #神武天皇 #神功皇后 #朝鮮出兵 20250417
@akibingo

八幡神の奉斎の時期については、諸説が社伝として残り定かではないが、鎌倉時代前に武蔵国渋谷郷(現、東京都渋谷区)から当地に所領を得て来住した社家始祖(右衛門大夫または右京大夫と伝える)が宇佐八幡宮より勧請し、古くより当地に祀られていた「多紀理の宮」と合祀して八幡宮を創建し、後に力箭八幡宮と称したと言われる。また一説によると、宇佐八幡宮の社人、宇佐彦が土佐に赴き、七代目の渋谷右衛門大夫という者が当地に来り、宇佐八幡宮より金交石の御分霊を戴き、これを宇佐来山麓に勧請したとも伝えられる。

その後、大永四年(1524)するに修造。なお、往古は当社の崇敬範囲は己斐より廿日市に至る沿岸部一帯に及んでいたという。昭和六年、近郷六箇村の氏子により境内地の造成と共に総ての社殿が再建造営された。相殿神の宗像三女神の内、市寸島姫命と湍津姫命は明治二十五年厳島神社より御分霊を神馬にお乗せして正式に勧請され、素盞嗚神、倉稲魂神、金刀比羅神は明治末期神社統廃合の折、合祀されたものである。なお、古くは社殿は海浜の近くにあったと伝えられるが、再建の度に高所へ遷され、現在では力箭山の中腹に鎮座している。

伝承

神武 東征の多紀理宮(『古事記』は多祁理宮とする)の伝説は当地にも残っており、神社西下より、御幸川の間に仮皇居が在ったという伝承がある。また、神功皇后の朝鮮出兵の折、この地で軍船の船揃えをし、弓矢(箭)の訓練をした事に因み「力箭山」と称し、草津の旧名を「軍津浦」(いくさつうら)というなどの伝承がある。あるいは、往古この地は深い入江であって、草津の地名は宇佐の神を祀る津、宇佐津(うさつ)の訛ったものとも言われる。

境内御案内

鳥居
鳥居は神社の入口に建つ一種のご門であり、神域を表示するものです。この中が神聖でケガレのないことを表します。

一八九の石段(表参道)
「参道」は文字どおり「お参りをする道」で、神様の鎮まる所と人とを結びつける大切な道(石段)です。また、当社の石段は最下段より境内三の鳥居まで一八九段あります。一八九は「飛躍(更なる発展)」「避厄(厄をさける)」に通づる石段といわれております。一歩一歩踏みしめながら、敬虔な気持ちで登りましょう。

狛犬
悪霊を防ぎ。ケガレを除いて、神殿、神域を守り、神様につかえる霊獣として、神社の入口や拝殿の前などに安置されている一対の獣形像のことをいいます。

凱旋碑・凱旋燈

末社(戎神社)
御祭神は蛭子大神。商売繁盛・航海安全・漁業の神として信仰があります。

手水舎
参拝の前に身も心も洗い清めるために、手を洗い、口をすすぐところです。

拝殿
参拝者がお参りするところです。参拝方法は、衣服を正し、姿勢を正しくしたのち「二拝二拍手一拝」で拝礼いたします。ちなみに二拝とは拝(深いお辞儀)を二回することをいい、二拍手とは拍手を二回することをいい、最後に拝(深いお辞儀)を一回します。これが参拝の基本作法です。
拝殿内には近郷ではめずらしい等身大の随神像があります。(江戸中期頃の作、昭和9年、平成18年に修復)

本殿
神様のお鎮まりになる御殿です。

社務所・授与所(祈願受付)
社務所-事務をとるところです。
授与所-参拝者に神符・守札等を授与するところです。
      祈願の受付所(新年の受付は別の場所になります。)

神輿庫
当宮の宮神輿が収蔵されています。この神輿は例祭(毎年9月最終日曜日)の午後に草津町内へ巡行(御神幸行事)し、時折、二基の神輿がぶつかり合う「けんか神輿」として有名です。

御神馬銅像
御神馬は神様がお乗りになる馬のことです。昔は本物の馬が奉納され、後には絵馬やこの様な銅像となり、境内に置かれる様になりました。
当社初代御神馬(銅像)は昭和6年に藤岡佐市氏により石造の台座と共に奉納されましたが、太平洋戦争中の昭和19年、金属供出として国に提出。戦後、長く台座のみとなってしまいました。現在の銅像は昭和61年、草津南町の大湊時次郎氏により新たに奉納されたものです。

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