日本の山における最難関のルートを次々と攻略。そしてヨーロッパアルプス三大北壁冬季単独登攀の偉業を世界で初めて成し遂げた、天才アルピニスト、また天才クライマーの長谷川恒男氏。
8000m峰が全て攻略され、先鋭登山の主流が未踏の7000m峰に移った後に、政治的な理由などで入山が不可能だった山を除いた「最後の未踏峰」として残された難峰ウルタルⅡ峰。頻繁に発生する雪崩と落石、悪天候、ルート取りの困難さなどから一流の登山家を退け続け、「解の見つからない山」「7000mの高さにアイガー北壁を重ねたようなもの」と評された、
この難攻不落の山頂を目指した長谷川恒男氏。しかしここで帰らぬ人となりました。
1996年7月11日、山崎彰人、松岡清司(碧稜山岳会)(日本山岳会東海支部)隊、南西壁をアルパインスタイルで初登頂。
動画の中のタイトルが長谷川恒夫となっていますが、正式には長谷川恒男です。お詫び申し上げます。

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