日本テレビのアナウンサー職に内定していた元「乃木坂46」の市來玲奈(22)が2日、都内で行われた入社式に出席した。アイドル→女優を経て局アナとなった市來だが、最初にブチ当たる関門が、その厳しさから“軍隊”とも言われる日テレ伝統の地獄のアナ研修だ。果たして乗り越えられるか――。

 新年度最初の週明けを迎えた2日、全国のテレビ各局で入社式が行われた。女子アナで一番の注目は、元「乃木坂46」という看板を引っ提げ日テレの門を叩く市來アナだ。

 2011年、乃木坂初期メンバーの一員として活動開始した市來アナは14年4月に早稲田大に入学、同年7月に乃木坂を脱退した後は女優に転身した。今年2月に行われた主演映画「9~ナイン~」の舞台あいさつでは「一番行きたかった日本テレビに就職が決まっている」と報告。「日本テレビの偉大な先輩方の背中を追って、いつかエースになれるくらいの実力をつけていけたら、と思う」と目標を掲げた。

 芸能マスコミからも狙われており、3月下旬に早大の卒業式に出席した姿はバッチリ一部週刊誌に撮られた。

“アイドル出身アナ”といえば、元「モーニング娘。」でテレビ東京に入社した紺野あさ美(30=17年5月末に退社)がいたが、AKB48などの「48グループ」、乃木坂などの「坂道グループ」からは初。すでに市來アナを起用したいと入社前から各番組プロデューサーによる争奪戦が局内で展開されており、音楽番組のMCに起用されそうなことは本紙既報通りだ。

 注目度抜群の黄金ルーキーだが、まずブチ当たる壁が日テレ伝統のアナウンサー研修。

「研修もそこそこに番組デビューさせる他局と違い、日テレの新人アナは“お局”のベテランアナに夏場まで、イロハを徹底的に叩き込まれる。その厳しさから軍隊とも称される」(テレビ局関係者)

 このアナ研修で、涙を流したり落ち込んだりする新人女子アナは少なくない。ただ、こと市來アナに関しては「これまでの新人アナと違い、乃木坂で活動した経験があるから乗り越えられるだろう。本人も『連日の徹夜も平気!』と豪語していて、ヤル気十分。研修をしのげば今秋にも担当番組が発表される」(同)

 日テレはこの日、17年度平均視聴率で「3冠王」を獲得したと発表。「年度3冠王」は4年連続となり絶好調だ。

 現状では、エース・水卜麻美アナ(30)に続く人材が見当たらず、市來アナに対する期待は大きい。「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン発表)で5連覇を達成した水卜アナの背中を追う日々が始まった。

東スポWeb

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