『機動戦士ガンダムSEED』シリーズでシン・アスカ役の声優の鈴村健一が11日、都内で行われた『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション HDリマスター』上映記念舞台あいさつに登壇した。

 舞台袖から「シン・アスカ、コアスプレンダー行きます!」という声を発声してから鈴村は登場し「シン・アスカの声をやらせていただいております、鈴村健一です。よろしくお願いします」とあいさつすると会場は大歓声だった。

 好きなシーンを紹介することに。鈴村は、シンが宿敵だったキラ・ヤマト(CV:保志総一朗)の乗るフリーダムガンダムを撃破したPHASE-34「悪夢」を挙げた。インパルスガンダムの特性、キラの弱点をフルに使った戦闘シーンで鈴村は「シン・アスカがキラ・ヤマトを倒す話。めちゃくちゃ努力するんです。分析して、自分の技術はどうとか、徹底的に準備した。主人公はシン・アスカですから。シンから見れば、あの当時のキラは『何言ってるのか、わからない人』ですから。シンの目線から見ればキラを倒すのは悲願で、それが達成されて『シン、よかったね』ってなると思ったのにサブタイが『悪夢』なんです…」とボヤく。

 鈴村は「『歓喜』でしょ!やり遂げたんだもん。なのに『悪夢』って、どういうこと?シン、頑張ったのに『悪夢』って言われちゃった。目線が違うんだなって思いました」と嘆きは止まらず。ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーから「キラ目線ではなく、アスラン目線で『悪夢』っていうことになってるらしい」と補足が入ると、鈴村は「アスランに怒られてばっかりのシンが頑張ったのに『悪夢』って言うんですよ!めちゃくちゃ頑張ったのに。ピークに褒められたい瞬間なのに」とぽつり。それでも「ここがピーク。ここのシンが好き。1つの目標に向かっていく。どこか子どもっぽいまま、ずっといたシンがこの時は何かを成さなければいけないとネガティブな彼がポジティブになる。それが成った瞬間。彼にとっては大きいポイント」と熱いシン愛で語っていた。

 アニメ「ガンダムSEEDシリーズ」最新作の劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、2024年1月26日より公開される。これを記念して、TVシリーズ『機動戦士ガンダムSEED』&『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の特別総集編である「スペシャルエディション HDリマスター」が8月から3ヶ月連続上映中。

 本作は、C.E.71からを描いたテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED』全48話を3部作に、その後のC.E.73からを描いたテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』全50話を4部作に再構成したもの。C.E.75を舞台にした最新作、劇場版『SEED FREEDOM』への軌跡をたどる物語、全7部作を、全国約50館の劇場で各2週間ずつ上映する。

 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトと幼なじみのアスラン・ザラの苦悩と成長が描かれる。2004年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送された。

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