海の家での滞在を終えた芦屋瑞稀(堀北真希)は、中津秀一(生田斗真)ら生徒たちと寮へ戻ってくる。同じ頃、陸上部の合宿に参加していた佐野泉(小栗旬)も、すでに戻っていた。中津は、海の家から佐野に会うために合宿所へ行った瑞稀が、気落ちした様子で海の家に戻ってきたことが気になっていた。寮に戻り、瑞稀にそのことを尋ねるが、瑞稀は答えようとしない。瑞稀は、佐野を追い詰めているのは自分だと思い、佐野に会うのが怖くなっていたのだ。 
 その頃、佐野は桜咲学園のグラウンドで高跳びの練習をしていた。まだバーを越えることができないが、陸上部部長の関目京悟(岡田将生)が、そろそろ引き上げようと声をかけても止めようとしないほど、練習に集中している。そして、そんな佐野が跳ぶ姿を撮ろうと、カメラマンの原秋葉(紺野まひる)が狙う。すると、そこへ、佐野のライバル、桃郷学院の神楽坂真言(城田優)が現れる。いつもの調子で悪態をつく神楽坂だったが、そんななか言った「足癖が悪い」という一言に、佐野はハッとする。神楽坂は、暗に佐野のフォームが悪いことを指摘していたのだ。その言葉にヒントを得た佐野は、再び練習に熱を入れる。
 瑞稀は保健室に校医の梅田北斗(上川隆也)を訪ね、佐野のことを相談する。瑞稀は、自分が桜咲学園に来れば、佐野は高跳びと向かいあい、すぐに跳べるようになると思っていたが、そんな自分は間違っていたと落ち込んでいた。梅田は、佐野は今は苦しんではいるが、跳ぶことで自分を取り戻そうとしているんだと、諭すように話す。
 そんな折、瑞稀の両親がアメリカからやってくる。突然の来訪に驚きながらも、母・英子(筒井真理子)父・拓見(山崎一)と久しぶりに親子水入らずの時間を過ごす。
 一方、学園では「桜咲学園に眠る宝を見つけ出せ」という校長からの指示の下、今度は宝探しをすることに。難波南(水嶋ヒロ)、中央千里(木村了)の第二寮、天王寺恵(石垣佑磨)の第一寮、オスカー・M・姫島(姜暢雄)の第三寮がいがみ合うようにスタートを切る。
 瑞稀が英子とショッピングを楽しんでいると、中津から「これから会いたい」という連絡が入る。なんとなく断れなかった瑞稀は、夕食には戻ると英子に約束をして、中津が待つ場所へ。ところが、やってきた瑞稀が目にしたのは、誰かを待っている様子の佐野の姿だった…。

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