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【作品解説】
1950年代、東京の片隅のアパートに集まった漫画家たちの青春グラフィティ。あの感動がデジタルリマスター版でよみがえる――

◉本木雅弘ほか有名俳優陣が実在した漫画家たちを熱演!
日本映画界と演劇界を支える存在となった有名俳優陣が若手時代に出演!
トキワ荘の住人たちの兄貴分的存在だった寺田ヒロオ役を演じたのは本木雅弘。
寺田を囲む漫画家たちとして、大森嘉之、阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久、鈴木卓爾、さとうこうじ、翁華栄ら、現在も役者である当時の小劇場、自主映画で活躍していた若手俳優が総出演。

◉市川隼監督が描く珠玉の青春映画
『つぐみ』(1990年)『トニー滝谷』(2004年)の市川準が1995年に製作した本作は、漫画家の卵たちが過ごした1950年代のトキワ荘での日常を、史実に基づきフィクションとして仕上げている。東京都豊島区にあった、伝説のアパート「トキワ荘」。“漫画の神様”手塚治虫が暮らしたこのアパートに集った若き漫画家たちは、金も仕事もなく、食べるものにも事欠く毎日ながら漫画に賭ける情熱だけは誰にも負けなかった。
四畳半の木造アパートで、夢多き若者たちが切磋琢磨したあたたかくもほろにがい青春の思い出が、懐かしき昭和の空気感そのままに、誕生から25年の時を経てデジタルリマスター版としてよみがえる。

【STORY】
東京都豊島区にある木造アパート「トキワ荘」。そこには“漫画の神様”手塚治虫(北村想)が住み、日夜、編集者たちが彼のもとに通いつめていた。
向かいの部屋に住む寺田ヒロオ(本木雅弘)は、その様子を眺めながら、こつこつと出版社への持ち込みを続けていた。やがてトキワ荘を去った手塚治虫と入れ替わるように、若き漫画家の卵たちが次々に入居してくる。藤本弘/藤子・F・不二雄(阿部サダヲ)、安孫子素雄/藤子不二雄Ⓐ(鈴木卓爾)、石森章太郎(さとうこうじ)、赤塚不二夫(大森嘉之)、森安直哉(古田新太)、鈴木伸一(生瀬勝久)。また近所に住むつのだじろう(翁華栄)もトキワ荘に入り浸っていた。揃って『漫画少年』の投稿仲間だった彼らは、寺田を中心に“新漫画党”を結成。貧しい生活のなか、互いを励ましあい、漫画の未来について熱く語り合う日々が続く。なかでも一番年上の寺田は兄貴分的存在として若き彼らを静かに見守り、その視線は、赤塚の友人であり自分とはまったく異なる作風のつげ義春(土屋良太)にも向けられていた。そんなある日、『漫画少年』の出版社、学童社が突如倒産。これを機に、8人の仲間たちの進む道も少しずつ変化していく。どんどん売れっ子になっていく者。漫画からアニメーションへの移行を決意する者。なかには東京を去る者もいた。流行に惑わされず、黙々と自分の描きたい漫画だけを追い求めているように見えた寺田の心にも、徐々に迷いが生まれてくる。時代の激しい変化とともに、漫画家の卵たちの青春の日々にも、ゆっくりと終わりの気配が近づいていた――。

#本木雅弘 #トキワ荘 #市川隼

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