今年も首筋寒いこの季節がやってきた。巨人の3連覇が決まり、クライマックスシリーズ開幕を11日に控えるプロ野球界。華々しい表舞台の裏では、すでに75人以上の日本人選手がクビを宣告された。

「リストラ」されるのは、現役選手だけではない。コーチや監督といった首脳陣、裏方スタッフも同じだ。

 ヤクルトの城石憲之内野守備走塁コーチ(41)もそのひとり。球団が今季限りの退団を発表した。「ヤクルトの場合、球団の編成は昔からフロント主導。今回もそうで、城石コーチに何か落ち度があったということはなく、むしろ若い選手から慕われていた」(プロ野球関係者)というだけに、本人はビックリだろう。城石は現役時代からケガに泣かされてきたが息は長く、98年のシーズン開幕前日にヤクルトへトレード移籍すると、引退後の10年から昨季まで、コーチとしてヤクルトを支えてきた。

 このリストラに驚いたのは、妻・テレビ東京の大橋未歩アナ(36)も同じだろう。入社3年目でアテネ五輪のキャスターを担当すると、スポーツ番組だけでなくバラエティーでも活躍。局アナでは珍しく、他局の番組にも出演する“花形”だ。城石が引退した09年には「アナウンス部主任」に昇格。13年に脳梗塞で倒れ、現在レギュラー番組は2本。女子アナとしてはベテランで、そろそろ夫に頼りたい気持ちもあったはず。しかし、夫が無職になった今、体にムチ打って仕事にいそしむしかない。

「暗」の城石に対し、「明」となりそうなのが広島の野手総合コーチ・緒方孝市(45)だ。8日、広島はまだCSがあるにもかかわらず野村監督が退任を表明し、次期監督候補の最有力として緒方の名が挙がっている。現役引退は城石と同じ09年。翌年から走塁コーチを歴任し、今年4月に抗議で野村監督が退場した際は代行を務めている。そんな緒方の妻は元グラビアアイドルの中條かな子(41)。緒方と結婚後に芸能界を引退するも、のちにタレント活動を再開。趣味の油絵を生かし、東京・銀座で個展を開くなど、多方面で活躍している。「緒方が監督になれば、地元広島はもちろん、東京での仕事が増える可能性も。ラジオでしゃべりのブランクがないとなれば、番組もキャスティングしやすい」(テレビ関係者)との声も。

 プロ野球界の悲喜こもごもは、芸能界にも波及している。

参照元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141011-00000010-nkgendai-ent

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